木工用ボンドの使い方や乾燥時間は?強度や剥がし方を調査

 

説明も不要かと思うくらい有名な、1家に1本はあると思われる木工用ボンドです。

 

木工のDIYをする時にも必要不可欠な材料の一つですね。

 

釘だけで止めるのではなく、木工ボンドも併用して接着すれば接合部分の強度も出ますし、そうそう壊れることはありません。

 

ですが、木工用ボンドを出して、ただ塗って、ポンと接着させている方多いのではないでしょうか。これでは、先に述べましたような強度は出ません。

 

ですから、木工用ボンドはくっつかないから、グルーガンでなんてことになるのだと思います。

 

ですが木材の接着における強度は、木工用ボンドに勝るものはありませんので、今一度、木工用ボンドの使い方をおさらいして、最大限に接着強度を高められるようにしておきましょう。

木工ボンドの使い方

 

まず、準備物からです。

 

◼️ 木工用ボンド:速乾性(一般的に白いボディ)のものと、通常(一般的に黄色ボディ)のものは、最終的な接着力に大きな変わりはありません。

 

普通に使用するなら、通常のものの方が扱いやすいと思います。速乾性にものは、手早くやりませんと、すぐ乾いてしまい、拭き取る前にボンドが乾いてしまい、ボンドのはみ出した部分の跡が残ってしまうなど厄介なことになってしまいますのでご注意ください。

 

◼️ クランプ:クランプはないなという方は、固定できるならなんでもいいと思います。ゴムや紐でもいいです。

 

◼️ 雑巾:水で濡らしてよく絞っておきましょう。

 

①まず、接着させる面は平らになるように仕上げておきましょう。凸凹ですと、接着できますが、その力は半減してしまいます。接着させる部分を雑巾でよく水拭きして綺麗にしましょう。

 

②接着させる面の片方にだけボンドをつけていきます。均一になるように出していきます。出し過ぎは、拭き取るのも大変ですので、あくまで接着面に均一に伸びる程度を出してください。

 

③先ほどボンドを付けた、接着させる材料同士をこすり合わせていきます。最初は、ヌルヌルという感じですが、徐々に手応えが出てきますのでそのあたりでOKです。

 

均一に出しても、ここで少しボンドがはみ出してきます。塗る量は、そのはみ出してしまうくらいが適量です。流れ出すようでは、量が多すぎたということになります。

 

④はみ出たボンドは、先ほどの濡れた雑巾で綺麗に拭き取りましょう。木工用ボンドは、乾けば透明になるのはご存知だと思います。

 

ですが、ボンドのはみ出した部分を綺麗に拭き取っていないと、塗料などで仕上げの段階でうまく塗れなくなってしまいますので注意してください。

 

⑤それからクランプなどを使用して、がっちり固定してください。柔らかい木材の場合には、凹んだりしますので一応当て木をしてからクランプで固定しましょう。

 

また、クランプなんてないという場合は、紐やゴムで止めたりでもいいと思いますが、がっちりと固定されていなければ意味がありませんので注意してください。

 

木工ボンドの乾燥時間

 

夏場でしたら、速乾性のものでしたら、半日もあれば大体は乾いて接着されており、手で少し動かした程度ではびくともしません。

 

通常のボンドですと、12時間くらいで、そのくらいの強度になります。

 

ですが、木工用ボンドの最大強度に近づくのは、24時間後くらいです。ですので厳密には、24時間は動かさないことを基本にした方がいいです。

木工ボンドの強度は?

 

完全に手順通りに行い、直角に木材同士を接着させたものは、ハンマーで叩いても外れません。

 

無理にやると、木材の別な部分から折れたりするくらいの強度はあります。ですから、強度的にはなんら問題ないということになります。

 

木工ボンドの剥がし方

 

手などについたものは、乾けば剥がすことは簡単に取れますし、ぬるま湯に浸せばすぐに綺麗になります。

 

ですが、木材同士を接着させた場合は、剥がせるのは、24時間がタイムリミットと思ってください。木工ボンドは、乾燥すればするほど強度が増します。

 

24時間前なら、ぬるま湯に浸したりしておけば案外簡単に外れます。24時間が経過した以降もぬるま湯に浸しておけば外れることは外れますが、綺麗に剥がせる保証はありません

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。手順を守れば最強の木工ボンドですので正しく活用して、DIYに生かしてください。

 

ちなみに最後になりましたが、保管するときは、マヨネーズなどのように、なるべく逆さまにしておくことをお勧めします。