ネジ山が潰れてドライバーが空回りしてしまう経験をされた方は多いのではないでしょうか?
手動ドライバーではあまり起こらない現象ですが、電動ドライバーでのネジ締めや緩めるときにネジの頭の溝を潰してしまうことです。
ネジ山が潰れてしまう原因の一つにネジのサイズに合ったドライバービットを使用していないケースがあるようです。
意外と認識されてない方もいるのですが、ネジサイズは大きく分けて3つあります。
ネジサイズは1番、2番、3番。。。それに合わせてドライバービットも1番用、2番用、3番用とあるのです。
一般的に一番多いのは2番のネジですが、その2番のネジに1番や3番のドライバービットを使うと当然ながらネジ山は潰れてしまいます。
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木ネジの種類と選び方!長さと板厚の関係は?下穴は必要?
そこで今回は、便利な工具を使ってのネジ山が潰れたときの対処方法を紹介しましょう!
ネジ山潰れの外し方!便利な工具で3つの対処方法とは?
挟んで外す
ネジの頭をバイスでガッチリくわえて外す方法になります。
【小ねじバイス】
ネジ山が潰れたときに使われる工具の一つに「ザウルス」という商品もあるのですが、ザウルスの場合はバイスロックが出来ないのに対し、今回使用した「小ネジバイス」はネジの頭を挟んだらしっかりロック出来るので安定感があるのです。
この「小ねじバイス」は先端部が3点保持されガッチリとネジをくわえロックしてくれるので、余分な力を入れずにネジを外すことが可能になります。対象のネジサイズはM1.6〜M5です!
叩いて外す
潰れたネジの頭を叩いて外す方法になります。
【メガドラ インパクター】
メガドラ インパクターを潰れたネジの頭に入れてハンマーで叩きます。
メガドラ インパクターをハンマーで叩くと刃先が12度左回転してネジが緩みます。
ドリルで外す
潰れたネジ山の穴にタップを切り逆回転でネジを抜き取る方法です。
【なめたネジ外しビット】
インパクトドライバーは使用せずにドライバードリルを使用します。
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まずはドリル部でネジの下穴を深めて行きます。
ネジ外しビットのネジ部に差し変える。
電動ドライバーにネジ部に差し替えます。
押しながらゆっくりと左回転してネジを抜き取ります。
まとめ
ネジ山が潰れてネジを緩める場合に、比較的身近で簡単に出来る作業は「小ネジバイス」でで外す方法ではないでしょうか!?
あと「なめたネジはずしビット」は作業に慣れれば確実にネジを外すことが可能になります。