まずは、「ステンシルとは何ですか?」という方のために、簡単に説明します。ステンシルとは、型をくり抜いた板の上からインクを塗る印刷手法のことです。
一番わかりやすいのは、戦車や戦闘機などの文字が書いてあると思いますが、まさしくあれがステンシルした文字です。昔は、一部のミリタリーマニアの方がやっているようなマニアックなものでした。
最近のDIYの流行によりまして、自分で作成した木工品などに、ステンシルする方も多くなってきました。
このように、ステンシルが何か分かったところで、本題のステンシルシートの使い方などについて解説していきます。
ステンシルシートの使い方
ステンシルシートには、購入してきた、ステンシルシートを使う方法と、自分でステンシルシートを自作する方法があります。
ステンシルシートは、種類や、値段も様々ですが、1番簡単で安価に済むのは、100均で購入する方法でしょう。
100均のステンシルシートについては、後ほど詳しく説明します。それでは、ステンシルシートを使うために、まずは準備物を揃えましょう。
【ステンシルシート】
自作するか、購入してきてください。自作する場合には、手書きで、元になる素材を作成してもいいと思います。
または、パソコンなどを使用して、元の素材を作成するのも簡単ですし、手書きに自信がない方でも綺麗にできますのでおすすめです。
パソコンに、ステンシルフォントがないよという場合には、ネットでフリーのステンシルフォントが提供されていますので、それを使用してもいいと思います。
【厚めのクリアフォルダ】
自作する場合に必要です。薄いクリアフォルダですと、切り抜いた時に、端がめくれ上がってしまいますので、綺麗に完成しませんので、なるべく厚みのあるものを準備してください。
【デザインナイフ】
自作する時に、切り抜くのに使用します。カッターでもいいのですが、断然、デザインナイフの方が使いやすく、切り抜きやすいです。
【マスキングテープ】
ステンシルシートを抑えたりするのに使います。
【新聞紙】
適宜汚れないように、使います
【塗料】
ステンシルには、水性の塗料でも十分ですが、下地に油性のニスなどが塗ってある場合は油性の塗料にしましょう。100均で、アクリル系の塗料もありますので、それを溶いて使用してもいいと思います。綺麗に完成させたい場合は、アサヒペンなどの塗料を使うことをお勧めします。
【スポンジ】
塗料をスポンジにつけて、筆の代わりに使います。
【塗料を入れる皿】
鉢の水受けがちょうどいい大きさです。
それではまず、ステンシルシートを自作する方法について解説します。
ステンシルしたい文字を下書きします。それを、クリアフォルダに差し込んで、その上から文字の通りに、デザインナイフで切り抜いていきます。
全ての文字が切り抜き終わったら、クリアフォルダの切り抜いていない方は切り落としてしまいましょう。これで、ステンシルシートは完成です。
完成したステンシルシートを、マスキングテープなどで、きっちり固定しましょう。シートが少しでも浮いていたり、曲がったりしていますと、失敗してしまいます。
固定したステンシルシートの上から、塗料を染み込ませたスポンジで、ゆっくり塗料を置いていくようなイメージでステンシルしていきます。
文字がお好みの濃さになるまで、慎重に繰り返していきますと完成です。
ちなみに、失敗しますとほぼ取り返しはつきませんので、慎重に行いましょう。
100均ステンシルおすすめは
いやー自分で、ステンシルシートつくるのは、無理!というかた、ご安心ください。先にも少し触れましたが、ダイソーやセリアでも、ステンシルシートは販売されています。
どちらも共通ですが、1枚のシートに文字が全て入っているようなタイプになります。
ですから、「BAG」とステンシルしたい場合は、B・A・Gとその都度、シートを動かす必要はあります。
ですが、ダイソーのステンシルシートも、セリアのステンシルシートも、きちんと手抜きなくオシャレにできています。
どちらの、メーカーのステンシルシートも捨てがたいのですが、ティストが少し異なっています。
ダイソーのステンシルシートは、ポップで明るい感じになっています。
セリアのステンシルシートは、いかつくて、黒っぽい感じ、いわゆる男前なイメージにデザインされています。やはり、個人的には、断然セリアのシートがおすすめです。
お子様のものに、ステンシルして、可愛く仕上げたい場合は、ダイソーのものもいいかもしれません。ちなみに、ダイソーからは、平仮名のシートも出ています。
まとめ
ステンシルシートを使って、ステンシルを行うのは、難しくありませんので、ぜひ、チャレンジしてみてください。
自分で、自作した作品も、ステンシルすることで、オシャレ度が格段にアップしますので、やらない手はないです。慣れたら、ステンシルシートの自作もぜひ、チャレンジしてみてくださいね。