最近は、またテレビで、ひろみさんがビンテージワックスを使用していたので、一躍脚光を浴びています。しかしヒロミさんのセンスの良さには、脱帽ですね。
ビンテージワックスについては、当ブログでも、ヒロミさんに先がけて取り扱っており、過去に何回か記事にしていますので、詳しい塗り方や原材料についてのことなどは、過去のブログをご参照ください。
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ビンテージワックスの2度塗りは乾かない
ビンテージワックスの2度塗りが上手くいかないという話を聞きます。確かに、乾きにくかったりしますので、難しいかもしれません。
ですが、少しのコツで、上手くできるようになると思います。ですから今日は、そのあたりを詳しく解説していきたいと思います。
まず、なぜビンテージワックスを2度塗りしなくてはいけなくなるかを考えてみました。
それは、いきなり1回目で、ビンテージワックスを塗り込んでいくからです。
いきなり塗り込んでいくのは、それはそれとしていいとは思うのです。ですが、ブログの過去にも記事にしていますが、ビンテージワックスは木目の細かい部分、特に、節などがあったり、重なりあった部分などがあったりしますと、細かいところにまで入り込んでいきません。
ですから、いきなり塗布していきますと木部の塗り残した白い部分が気になってしまい、2度塗りという選択になるのだと思います。
布につけて塗り込んでいきますので、それは限界があるのは当然です。
ですから、もう一つの方法としては、過去にもブログで紹介していますが、歯ブラシなどで、細かい部分をよくこすって、塗り込んでいけば、なんとか色は入っていきます。
ですが、どうしても2度塗りしたいというかたのために話を進めます。
2度塗りするためには、まず前提として薄く塗り重ねていくということです。
一気に厚く塗りますと、乾きにくくなりますのでご注意ください。まず、ビンテージワックスを薄く1回塗布してから、30分くらい乾かします。それから布でよく磨きます。
1回目の磨きが終わりましたらば、手間ですが、完全乾燥の目安である24時間待ちます。
それから、2回目の塗りこみを行い、磨くことを繰り返していきます。こうすることで、重ね塗りができますが、ここで注意点があります。
ビンテージワックスは、ニスなどのように重ね塗りしても、極端に濃い色まで着色することはできませんので、ご注意ください。
ビンテージワックスでは、濃い色味を出すには限界があるということですね。
ですから、お勧めしたいのは、以前にも記事にしましたが、下地に水性のオイルステインを塗布してから、ビンテージワックスを重ね塗りする方法です。
次の項で詳しく解説したいと思います。
水性ステインを下塗りしてから、ビンテージワックスを重ね塗り
水性のオイルステインは、木によく染み込むのが特徴です。ですから、木目の美しい板などは、そのまま生かすことができますし、塗りムラがないのが特徴です。
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ですから、ビンテージワックスのみでは、白い部分がきになるという方は、まず、水性ステインを下塗りすれば、1回目は簡単に済んでしまいますね。
また水性ステインだけでは、木部の保護はできません。ですから、ここでビンテージワックスを重ね塗りして、木部の保護を行うという意味もあります。
ビンテージワックスだけで重ね塗りすることもいいですが、水性ステインの下塗りもぜひ遠投してみてください。
ビンテージワックス クリア・チークを重ね塗り
水性のステインも各種色々なカラーがラインナップされています。水性ステインの色味を生かしたいというのであれば、クリアのブライワックスで仕上げるといいでしょう。
また、ジンテージワックスで人気のカラー、チークで仕上げたい場合は、下地の水性ステインをクリアにすればいいわけですね。
ですが、水性ステインのカラーと、ビンテージワックスのカラーを重ね塗りしますと、また違った風合いにすることもできますので、色々重ね塗りを研究して、試してみるのもいいかもしれません。
まとめ
ビンテージワックスのさらなる使い方は、いかがでしたでしょうか。ちょっとうまくいっていなかった方も、再度挑戦してみてください。絶対うまくいきますよ。