DIYがしたくなり、作業をしようとした時に、まず何をしたくなるかと言いますと、多くの方は自宅のリメイクや棚などの取り付けなどをしてみたくなりませんか?
中でも一番簡単で、一番難しいのが棚の取り付けです。金具などを取り付けて、棚板を取り付けてはい完成と作業工程は一番シンプルなのですが、これでは強度に問題が残ります。
この辺りの話題は過去にも記事にしておりますので参照してください。
多くのご自宅の壁は石膏ボードでできています。ですから壁に何か取り付けたい時には、石膏ボードのねじアンカーの使用は必須です。
今回は、この石膏ボードねじアンカーの使い方について、下地探しを中心に解説していきたいと思います。
石膏ボードの下地の探し方
石膏ボードのねじアンカーを使うには、下地の柱のないところに取り付けなくてはいけません。
なぜなら、石膏ボードのねじアンカーは、貫通して「かえし」の部分で石膏ボードに止まるような仕組みになっています。
ですから、石膏ボードを貫通していないと意味がありません。(もちろん、下地の柱に棚をつけるならそれが一番いいです。)ですから、石膏ボードのねじアンカーを使用する際には、下地に干渉しないようにしなくてはいけません。
それでは、下地の柱の位置を割り出す方法について解説していきます。
壁を叩く
一番原始的な方法ですが、これでもちろんわかります。ただし、慣れていないと大まかにしかわからないのがネックです。
叩くと、空洞の場所と柱がある場所では明らかに音が変化しますますので、家の壁を叩いてみてください。
下地の柱のない所は、中身のなさそうな音がするはずです。この逆で、音が詰まっている感じのところが柱ですので、すぐわかるはずです。
ただし、金槌では叩かないでください、石膏ボードが凹むことがあります。
磁石を使う
石膏ボードを止めているビスなどに反応します。ですから、磁石を移動させていくと反応するところが下地の柱などが入っていることがわかります。
軽天ビスであれば磁石が反応するのですが、ステンレスのビスなどを使用している場合には、反応しない場合がありますので、確実性が担保できませんので、あまりお勧めできない方法です。
下地センサーを使用する
星野というメーカーの下地センサーがほぼ最安値で、DIYをする程度でしたらこれで十分です。
また、同じくサンワから、ピンタイプのセンサーも発売されています。これは、細いピンを下地に刺していき大体の場所を割り出すものです。
センサータイプより安くて、1000円程度で購入できます。壁は広いですので、全体的に刺していては大変な作業になります。
ある程度、叩いて下地の場所を割り出して、細かい位置を決める時に使用することもできます。しかし、下地センサーは2000円弱程度で決して高いわけではないため、ピンタイプを使う必要はあまりないかと思います。
石膏ボードのねじアンカーの取り付け
下地の場所がわかったところで、いよいよ石膏ボードのねじアンカーを取り付けていきましょう。
①下地の場所や幅がわかるように、マスキングテープなどで印をつけておきましょう。こうすることで、寸法を測るときや、取り付けの時もイメージしやすいです。
②ペンなどで位置を決める。このとき、印は、点より小さなバツでつけたほうがわかりやすいです。
点だけだと、どこに印をつけたかわからなくなり、壁についたゴミと区別がつかなくなったりして、ちょっと「いらっ」としますので、バツ印がお勧めです。
③使い古したドライバーなどで、少し穴を開けておきます。壁に、いきなり石膏ボードのねじアンカーを取り付け始めてもいいのですが、少し穴を開けておくことで作業が格段にやりやすくなります。
④手回しのドライバーで、アンカーを優しく回して取り付けを行ってください。インパクトドライバーだと、パワーがありますので沈み込みすぎて、石膏ボードのねじアンカーが「バカに」なってしまうことがありますので、注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように丁寧に石膏ボードのねじアンカーを使用しないと、棚が崩落し、石膏ボードに余計な穴を増やしてしまうことになりかねませんので、十分注意して作業してください。
きちんと使えば、DIYの幅も広がると思いますので、参考にしてみてください。