「電動ノコギリ?丸ノコやジグソーと違うの?」と聞こえてきそうですが、わからない方のために、最初に簡単に説明します。
ホームセンターに行きますと、丸ノコでもない、ジグソーでもない、棒状の本体の先に、ノコギリの歯が装着されている工具をご覧になったことありませんか?
このように、形状からもわかりますように、電動ノコギリは、自分の力でノコギリをうごかす動作を、電動で動かし、高速かつ、楽にカットできる工具になります。
電動ノコギリ
電動の丸ノコとは違い、強力な力で歯を回転させたりすることがありませんので、女性でも比較的安全に使用できるのが特徴です。
さらに丸ノコは、無理な力がかかりますと、キックバックという現象が発生し大変危険です。
その点、電動ノコギリは、多少無理な扱いをしてもそのようなことはありません。(歯が折れたりはしますので、取扱説明書に基づき安全に使用してください。)
また、電動ノコギリは、完成している構造物の長さの調整や剪定した木の枝、粗大ごみ(不要になったベッドやタンスなどの家具)の片付け、解体にも使用できるのが魅力的です。
小さくカットすることで、粗大ごみではなく、燃えるゴミでも出せるようになります。
ジグソーのように、細かくは切れませんが、ある程度の曲線はカットすることができます。
ですが、残念ながらカットの精度は高くありません。木材のカット精度だけで言えば、丸ノコに軍配が上がります。また、丸ノコやジグソーのようにガイドも使用できませんので、直線切りには、引いた線だけが頼りになります。
ですから、DIYで、少しだけカットするなんていう時には、非常に役に立ちます。(まっすぐカットしたい時は、ホームセンターでカットしてもらうなどなど、サービスをうまく使えば、電動ノコギリだけでも十分対応できますね。)
各社の製品の呼び方
通販サイトで、電動ノコギリと検索しても、全部のメーカーの製品は出てきません。
マキタやリョービは、「レシプロソー」日立やボッシュが「セーバーソー」という名前で販売されています。
高儀はそのまま「電動ノコギリ」という名前で販売しています。
蛇足ですが、電動ノコギリには、コード式と、充電式があります。手軽に使うという点では、充電式がいいのですが値段が高くなってしまいます。
女性でも使ええる小型タイプのおすすめは
電動ノコギリは、女性におすすめということは先に書きました。その中でも、さらに女性におすすめメーカーを紹介したいと思います。
まずおすすめなのは、小型で取り回しがしやすい、ボッシュの電動ノコギリ(PFZ500E)です。
値段は、1万円ほどです。また、歯を交換することで、金属までカットできるパワーを秘めているのもおすすめポイントです。
ただ、重さが3.3キロと少し重いのが難点です。もっと軽いのがいいという場合にオススメは、ボッシュの充電式の電動ノコギリ(KEO)です。
これは、重さが、1.1キロと本当に軽いです。しかも、充電式ですから、取り回しが楽です。ですが、バッテリーは長くは持ちません。また、金物用の歯もありますが、多少パワー不足が否めません。本当に、ちょっと使いたい、気軽に使いたいのであれば一番おすすめです。
まとめ
このように、電動ノコギリは、女性でも取扱が比較的安全にできます。
ですが、使用する際には、ゴーグルをして、カットするものはできるだけ作業台などで固定してカットするようにしてください。
丸ノコよりは、巻き込みの危険もありませんが、タオルやズボンや衣服の巻き込みにも十分に注意して作業してください。
電動工具は、使用することで、作業が格段に楽になりますし、できる作業のはばも広がりますので、ぜひ一度勇気を出して使ってみてください。案外簡単で怖くないから驚きますよ。