ケミカルアンカーの使い方は?強度や下穴の施工方法をチェック

 

ケミカルアンカーと聞いてピンと来る方は、プロ並みのDIYをされている方だと思います。

 

もちろんですが、ただコンクリートに穴を開けて、ボルトを入れただけでは固定されません。

 

ですからボルトを固定するために、コンクリートに穴を開けて、その穴に、カプセルを挿入します。

 

そのカプセルを破壊することで、化学反応を起こしコンクリートとボルトを固定するアンカーの役割を果たすもの、それがケミカルアンカーです。

 

DIYの使用例としましては、自宅の壁がコンクリートなので、棚とか設置できないという方。穴を開けて、ケミカルアンカーを使用すれば、設置が可能になります。

 

しかもかなり強固な棚にすることができます。また、ウッドデッキをコンクリートに固定したいなんて言う時にも使えますね。

 

コンクリートに施工する場合には、必要不可欠となるケミカルアンカーについて、解説していきたいと思います。

ケミカルアンカーの下穴の施工方法・使い方

 

ケミカルアンカーと聞きますと、施工が難しそうですが案外簡単です。

 

以前に石膏ボードのアンカーについて、解説しましたが、施工方法はおおよそそれと同じよになります。

 

①ケミカルアンカーに合わせた、ドリル径を選びます。そして、ハンマードリルにセットしてください。

 

ちなみに、充電式のインパクトドライバーでは、パワー不足で、穴あけが大変です。

 

一つの穴を開けるだけで、充電がなくなる勢いです。必ず、ハンマードリルを使用してください。

 

②穴を開ける位置を、決めましたらば、ケミカルアンカーに記載してある所定の深さまで穴を開けます。

 

この時の穴が深すぎ、大きすぎますと、ケミカルアンカーの強度が著しく削がれてしまいます。必ず取扱説明書の通りに穴あけをするようにしてください。

 

④開けた穴を、ブロアーなどでカスを取り除いて、金ブラシなどで、軽く汚れを書き出して、再度ブロアーでカスをとり除いてください。

 

⑤そして、ケミカルアンカーを開けた穴の中に・・・となるのですが、種類により多少使い方が異なります。

 

【撹拌タイプ】

 

カプセルを開けた穴に挿入し、打ち込むボルトを(ハンマードリルで)回転打撃しながら打ち込んでいきます。

 

この時に、事前に、穴の深さのところで、ボルトにマーキングをしておきましょう。マーキングのところまで、打ち込めば完了です。

 

【打ち込み式】

 

カプセルを開けた穴に挿入し、ボルトをハンマーで叩いて打ち込んでいきます。撹拌式同様にボルトにマーキングをして、ハンマーで打ち込みすぎないように注意してください。

 

【2種混合】

 

樹脂を穴に開けた穴に、注入しボルトを埋め込んでいきます。

 

使用できるボルトも、各種異なりますので、カタログで確認してください。

 

撹拌タイプの場合は少し使用できるボルトが制限されてしまいます。ですが、共通でどのケミカルアンカーでも、丸棒は止められませんので、ご注意ください。

 

⑥挿入が完了しましたら、次は養生です。ケミカルアンカーの種類により異なりますが、早いもので夏場でしたら、30分冬場ですと7時間くらいが硬化の目安となります。

 

詳しくは、取扱説明書などで確認して作業してください。

ケミカルアンカーの強度とは

 

専門書を見てもよく分からないのが、正直なところです。ですが、大まかに計算しますと、単純に引っ張りの強度としては、おおよそ大体の商品で、3060キロくらいとなっています。通常の使用で外れることはまずないと思います。

 

常に荷重がかかっているような場所に設置する場合や、牽引される場合は、510キロくらいまでとなっています。

 

ですからDIYで作成するようなものの場合は、全く強度に問題はないと言うことになります。

 

まとめ

 

ケミカルアンカーを使用することで、コンクリートへの施工も可能になりますので、かなりDIYの幅も広がると思います。

 

簡単にできますのでぜひチャレンジしてみてください。