木材は、ホームセンターなどで購入すれば、すでに木目がある程度仕上げてありますので、カンナをかけるような場面は少ないと思います。
そんな中で、このページをご覧になっているということは、電動カンナの使用を検討しているということでDIYもかなりのテクニックをお持ちの方だと推察されます。
ですがそれ以外の方でも、「あーこんな時、カンナがあったら・・・」という場面に度々遭遇しませんか?
そんな時は、「手カンナを購入して」となりがちですが、実はテクニックがない方の方が電動カンナをオススメします。
簡単に木材の表面を整えられますし、いきなり手カンナを使用することは難しいです。
ですが電動カンナは、木材に当てるだけでいいですので、本当に楽チンです。手カンナを購入するなら、一気に電動カンナを購入する方がおすすめです。
では、電動カンナについて解説していきたいと思います。
電気カンナの種類について
電動カンナには、大きく分けますと充電式と有線のタイプの2種類があります。
【充電式】
【有線タイプ】
プラスして刃の幅が、82ミリと、110ミリの2種類が主にラインナップされていることが多いです。
今は、ほとんど替え刃式になっていますので、問題はありませんが、注意しなくてはならないのが、研磨式と記載されているものです。
多くの電動カンナは、替え刃式で切れなくなってきたら歯を替えるということなのですが、研磨式の場合は、研ぐことを前提にしているタイプですので、研磨に自信がない方は避けた方が無難です。
もちろん、替え刃式の電動カンナの歯ももちろん研げます。
電気カンナの選び方
電動カンナは、木屑はすごく飛び散るということです。
手カンナと違い綺麗な木屑ではありません。ですから、集塵対応のものをまず選ぶのが無難になります。
次に、電動カンナの幅によるチョイスですが、ツーバイ材の使用がメインの方などは、110ミリの電動カンナをお勧めします。
予算との相談になりますが、充電式か有線式かで悩むところです。もちろん充電式の方が取り回しし易いですし、使いやすいです。ですから、充電式がオススメです。
電気カンナの替え刃の調整
手カンナと異なりまして、歯の出し方の調整などは行わなくても、ネジを締め付けるだけで、完了ですので調整は簡単にできますので難しくありません。
また、削る厚みもノブを回すだけで簡単に調整ができちゃいます。
電気カンナの使い方
①まず、作業環境を整える必要があります。できれば、きちんとした作業台で、削る木材を固定できるようなものを用意しましょう。
また、作業台の周辺には何も置かないようにして、コードなどが絡まないようにしておきましょう。
②電動カンナは、手カンナと違い押して使用します。基本ですが、順目(木材の芯の方、木目の逆らわない方向)に向かってかけていきますので、木材を作業台にセットする時は注意してください。
③それから、電動カンナのコードを電源に差し込みます。利き手でスイッチのあるハンドルを持ちもう片方の手で前方にあるノブを握ります。
④削る木材に、電動カンナの歯が当たらない位置に、電動カンナの前方部分だけを密着させセットします。
歯が木材に当たったままスイッチを入れますと、大変危険です(キックバック現象が発生します)ので、絶対にしないようにしてください。
⑤スイッチを入れましたら、電動カンナを密着させたまま、前方へ動かして削っていきます。削り初めの最初は、前方の方を密着させるイメージです。
削り進めて、終わりの頃は、後方を密着させるイメージで行なってください。
⑥木材を削り終わってから、スイッチから手を離して完了です。使い終わったら、連続で使用しない場合は、電源を抜いておきましょう。
まとめ
電動カンナは、案外簡単に扱えてしまいますし、DIYの幅も広がりますので、ぜひ1台用意してみてはいかがでしょうか。