コンクリートアンカーの種類(SUS)と使い方や打ち方について

 

 

コンクリートアンカーはDIYのレベルではあまり使用頻度が少ないと思っていませんか?

 

しかしですね。意外とDIYでもコンクリートに穴を開けて棚を掛けたり、インテリアとしてオブジェを壁に飾りたい、壁掛けの液晶テレビを飾りたい、などなど・・・

 

コンクリートアンカーを使わないといけない状況も出てきているようですね^^?

 

そこで今回はコンクリートアンカーについて基本的なことを紹介しておきますね!

 

タイルの穴あけ作業手順詳細はこちら!
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タイル穴あけ方法やドリルのキリは?工具はインパクト?

 

コンクリートアンカーの種類(SUS)

 

あっ!(SUS)って何じゃ?と思っている方に簡単に説明しておくとステンレスのことですね。

コンクリートアンカーでも鉄やドブズケで出来ているものもありますが、今回は一番強度があってサビにくいステンレスのコンクリートアンカーになります。

 

ではコンクリートアンカーの種類はどんなものがあるのでしょうか?

 

【オールアンカー】

オールアンカー

 

【グリップアンカー(GA CT)

グリップアンカー

 

【ケミカルアンカー】

サンコーテクノ ケミカルアンカー ショート AP-10S 54-841

【ボルトアンカー】

サンコーテクノ ボルトアンカー 太さ12ミリ長さ80ミリ 中身入数(約)30本 (54-209)

 

DIYレベル的にはですね。オールアンカーとグリップアンカーのGAタイプを理解しておいて頂ければ十分だと思います。

 

ケミカルアンカーとボルトアンカーについては道路工事とかマンションの建築など建設業界のプロの方々が使っているのが殆ど
なので、この二つのコンクリートアンカーについては省略させてもらいますね。

 

それよりDIYで必要であり、お客様のニーズで多いのがコンクリートプラグのようです。

 

このコンクリートプラグについては次回の記事で紹介しますので今回はオールアンカーについて説明しましょうね!

 

 

石膏ボードアンカーの詳細はこちら!
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石膏ボードアンカーの種類と使い方!強度や耐荷重は?

 

 

コンクリートアンカーの使い方や打ち方について!

【オールアンカー編】

 

お部屋の模様替えなどで、少し重めのモノを壁掛けしたり、頑丈な棚受けが必要だったりしますよね。

 

そのような時にコンクリートプラグでは若干の不安があるのでコンクリートアンカーの登場になるのです。

 

まずはオールアンカーですが、芯棒と呼ばれている先端部分をハンマーで叩くことにより、オールアンカーの底面外周部分が広がりコンクリートに固定される仕組みになっています。

 

オールアンカー打ち方の作業流れ

オールアンカー作業の流れ

 

① コンクリートに振動ドリルで穴を開けるのですがこの時に、オールインアンカーのネジサイズによって振動ドリルのキリを決定します。例えば、M8サイズのオールインアンカーでしたら、8.5㎜のキリを使って穴あけを行う必要があります。

 

ホームセンターのDIY売り場で売られているオールアンカーには分かり易く、アンカー一つ一つにどのキリを使えばよいのかタグが付いているから心配する必要はありませんよ^^

 

 〜 こんな感じで^^

オールアンカー

 

そして穴の深さですが、オールアンカーの場合は浅すぎなければ特に問題ないので画像のようにキリにテープでマーキングするか、最近ではドリルストッパーがあるので、測定した深さに穴あけし易くなりました。

② コンクリートに打ち込んだオールアンカーをいよいよ芯棒をハンマーで打ち込む作業です。

ここでの注意点はハンマーで芯棒の先端を叩くときに少しづづ優しく強く 打つようにしましょう!      www難しそうですねぇ〜!

 

ステンレスの芯棒ですがあまり一挙に強い力で叩くと曲がる可能性もありますので注意しましょう^^?

 

そして芯棒を打っていくとハンマーの叩き音が 変わってくるので、そのときがオールアンカーの底面外周部分が広がってアンカーが効いてきている状態です。

 

この音の変化と同時に芯棒の打撃が硬くなるので曲がらないように気を付けましょう!

 

芯棒が曲がらないようにする対策の一つとして芯棒の先端部とハンマーの間にもう一つハンマーをあて代わりにして叩く方法もあります。

 

③ オールアンカーがコンクリートに設置された状態なので、ナットとコンクリートの間に壁掛け用の金物や木材でも構いませんが取り付けて完了になります。

 

このナットを締め付けるときに②で打ち込み棒を打ちすぎているとネジ山が潰れてナットが回らなくなってしまうので気をつけて下さいね^^?

 

 

グリップアンカーは本体打ち込みタイプとも呼ばれガッツリとアンカー本体ごとコンクリートに打ち込むタイプになります。

 

グリップアンカー打ち方の作業流れ

グリップアンカー

① グリップアンカーの場合は、アンカーコーン部がコンクリートに押されアンカー本体の入り込み側面が広がるので、ドリルの穴あけ寸法はオールアンカーより慎重に行います。

 

② 打ち込み棒というグリップアンカー専用工具を使いアンカーを打ち込みます。コーン部がコンクリートに押されアンカーが開き始めるとハンマーで叩いている音が変化します。

 

③ コンクリートの穴にグリップアンカーが打ち込んである状態なので、一般的には木材や鉄板などをコンクリートの間に挟んでボルトで締結するようになります。