軽天ビスの種類!ラッパやフレキとは?長さやサイズを調査

ホームセンターに行きますと、たくさんのビスやネジが売られています。

 

ただでさえ、悩みますが、長さやサイズまでたくさんありますので、どれをチョイスしていいかわからなくなると思います。

 

今回は、軽天ビスの種類などについて、その詳細を解説して行きたいと思います。

軽天ビスとは

 

軽天と呼ばれる薄い軽鉄材をご存知でしょうか。知らない方のために一応説明しますと鉄板の厚みが、0.5ミリ程度の軽量鉄骨で、壁や天井の下地の骨組みを作る為に用いられる物です。

 

その骨組みに壁や天井に石膏ボードを貼り付けて壁などが完成するというわけです。

 

その軽鉄材と石膏ボード等を止めるためのビスが軽天ビスと言います。

 

ですから、石膏ボードと軽天貫通して止めますので、先は鋭利で硬くなっているのが特徴です。

 

このため、木工用のビスでは代用ができません。ちなみに、軽天ビスを木工に流用しても特に問題はありません。

 

軽天ビス(ラッパ)

 

 

軽天ビスのラッパの形状から説明して行きたいと思います。軽天ビスの頭の部分が緩やかなカーブ状になっているのがラッパと呼ばれるビスです。

 

これは、柔らかい材質のボード、特に代表的なところでは、石膏ボードなどを止める時に使うビスです。

 

石膏ボードに、沈み込みすぎることなく綺麗に打ち込むことができます。(また石膏ボードの化粧紙を破ることなく打ち込みが可能です。)

 

ちなみに、石膏ボードに次に説明するフレキのビスを使用しますと、沈み込み過ぎてしまい、石膏ボードの穴が大きくなりすぎてしまうことがありますのでご注意ください。

 

軽天ビス(フレキ)

 

 

次に、軽天ビスのフレキの形状について説明します。軽天ビスの頭の部分に突起が付いているのがフレキです。

 

また、ラッパとは違い頭の部分は、直線になっているのが特徴です。フレキに関しては、材質の固いフレキシブルボード等に使用します。

 

ちなみに、フレキシブルボードとは、セメントと補強繊維を原材料とし、高圧プレスしたボードです。

 

主に天井やガレージの壁などに使われています。このような固いボードにも、しっかり沈み込んで止めてくれるビスです。

 

フレキシブルボードに、ラッパのビスを使用してもうまく止まらないばかりか空転してしまいます。このように、同じように見えるビスでもその役割は大きく違って来ます。

 

ラッパとフレキの違いが分かりにくいかも知れないので比較すると・・・

 

 

長さやサイズの決め方について

 

ビスの特性がわかったところで、次に軽天ビスのサイズを決め方について解説いたします。

 

軽天ビスを選ぶ為に重要なのは、前提として、軽天下地を突き抜けなくてはなりません。この突き出し長さは、ビスの太さにより異なります。いかに、突き出しの参考数値を記載しておきます。

 

  • ビス径が3ミリの場合は8ミリ
  • ビス径が3.5〜4.2ミリの場合は10ミリ
  • ビス径が4.8ミリの場合は12ミリ

となります。これを元に、軽天ビスの必要な長さを計算します。その計算式は、取り付け物(石膏ボードなど)の厚さに、突き出しを足したものが、今から使うべき軽天ビスの必要な長さになります。

 

ビスの長さとサイズについて

 

とにかくプロの方も一番使うのは、ビス径3.5ミリの長さが22ミリの物です。石膏ボードなどは、ほぼ厚さなどの規格は同じですので、このサイズが一番使うのではないでしょうか。ちなみに、主なサイズのラインナップとしましては、以下の通りとなっています。

 

  • ビス径が3ミリで長さが20ミリ
  • ビス径が3.5ミリで長さが22ミリ
  • ビス径が3.5ミリで長さが25ミリ
  • ビス径が3.5ミリで長さが28ミリ
  • ビス径が3.5ミリで長さが32ミリ
  • ビス径が3.5ミリで長さが41ミリ

 

この辺りが一番使う番手ではないでしょうか。他にも、メーカーにより様々なサイズがライン
ナップされています。

 

まとめ

 

DIYで、自宅の壁を抜いて、新たなボードを設置する時には、大変お世話になるビスです。

 

説明してきましたように、ビスの特性をきちんと理解してから購入し使用しませんと、全く意味がなくなってしまいます。ご購入の際には、十分検討してからをお勧めします。