タジマレーザー距離計!ライカディストD2の使い方!

レーザー距離計の記事は以前にボッシュGML50Cの紹介をさせてもらいました。

ボッシュ(レーザー距離計)GLM50Cの使い方!スマキョリとは?

今回は世界初のレーザー距離計を生み出してから25年の歴史と実績のあるライカディストシリーズについて解説して行きましょう!

私が所有しているのはライカディストD2になりますので、実演はこのモデルを使用しての使い方になります。

その前に気になるのがこの記事のタイトル・・・『タジマレーザー距離計!ライカディストD2』ではないでしょうか!?

タジマは建設工具・計測器具の日本メーカーであり、ライカは一眼レフカメラで有名なライカでは?などの疑問を感じる方も多いのではなでしょうか。まずはそこの疑問をクリアしておきましょうね^^

ライカの一眼レフカメラと言えばドイツ製の名機になります。そしてライカレーザー距離計は別事業体で行っていたようです。現在は分社化してライカレーザー距離計の本社がスイスに存在しています。

そしてタジマはライカレーザー距離計の代理店販売ということでアフターサービスなどを請負っていることになります。

そしてライカディストの製品ラインナップですが大きく分けて屋内モデルと室内モデルに分けられます。

屋外モデルは屋内モデルと比べて高性能になるので、価格的にも一桁多い金額設定になってしまいます。

DIYレベルで使うのであれば、屋内モデルのライカディストD2か、距離測定機能にスマホとの連携に特化したライカディストD1がお勧めになります。web登録すれば3年保証も付きますよ^^

ライカディストD2の使い方!

ライカディストD2の赤と黒をベースにした外観デザインと2m落下にも耐えられるようなゴムラバーの仕上げはお気に入りです。

そして画像のように白色バックライトで液晶画面も見やすく、各ボタンのオペレーションも親指一本での操作が楽に出来るようになっています。

個人的には『FUNC』のボタンを押して、各モードに切り替えるときに、ボッシュGLM50Cのようにアイコン選択出来る液晶画面表示があるともっと便利だと思っております^^?

それでは主な操作手順について説明して行きましょう!

距離測定の手順

一番ベーシックな使い方ですが、D2の場合は0.05m〜100mの距離測定が可能になります。

ライカディストのモデルに共通して言えますが、目標物にレーザーを当てた時のレーザードットの大きさが距離によって自動的に見えやすくなるんですよ^^ これはかなりポイント高いです。(10mで6㎜、30mで30㎜、100mで60㎜)

操作としては至って簡単!ON/DISTと書いてる赤丸ボタンを押すだけです。

この場合ですと、D2本体の底部からの測定距離で目標物の壁まで1614㎜と液晶画面の一番下側に表示されます。

面積測定の手順

「FUNC」のボタンを押すことで画像のようなアイコンになります。

測定したい面積の縦横2ヶ所を測定することで面積を測定することが出来ます。

〜横測定〜

〜縦測定〜

横測定が977㎜、縦測定が1041㎜。面積は1017m2になります。

この面積測定は、塗料を購入するときのペイント面積を調べるのに便利になります。

ピタゴラス測定の手順

ピタゴラスの定理により、間接的な距離測定を行います。

「FUNC」のボタンを押すことで画像のようなアイコンになります。

それでは、エッフェル塔写真の縦の距離を離れた場所から測定してみます。

最初に写真の上側部分にレーザーポイントを当て測定します。

次にD2本体が写真に対して直角になる写真の下側部分でのレーザー測定を行います。

ここでの注意点は、必ず本体に対して直角方向のレーザー測定を最後に行うようにします。

測定結果は一番下側に表示されます。エッフェル塔の写真の縦の距離は501㎜になります。1㎜は誤差範囲ですね^^

ちなみに、一番上の数字は写真の上側にレーザーポイントを当てた距離。真ん中の数字はD2を直角位置で写真の下側にレーザーポイントした距離です。

まとめ

ライカディストD2の機能としては、ベインダー機能や、今回紹介した2箇所ピタゴラス測定だけでなく3箇所ピタゴラス機能などもあります。

その他にもBluetoothを使ったスマホやタブレットとの連携機能も非常に便利に使えます。

そして測定値自動記録のメモリーが10件というのは個人的には若干少な目かな?と感じています。

やはりライカディストD2と比較対象されるのはボッシュGLM50になると思いますが、便利性はGLM50が上回り、基礎性能はライカディストD2に軍配が上がると言った感じではないでしょうか!