塗装は物を作る上で重要なステップです。刷毛にしろローラーにしろ吹き付けにしろ、「外観」にダイレクトに関わる部分なので妥協はしたくない部分でもあります。

 

しかし、現実は思うように行ってはくれず、間違って塗ってしまうこともあると思います。

 

そんな時、消しゴムみたいに塗装を消すことが出来たら非常に便利です。

 

今回は、そんなときに重宝する「塗装はがし剤」についてです。

まずは「塗装」のおさらいです

 

最初に塗料についておさらいしてみます。

 

塗料の成分は、「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤」から出来ていて、顔料は「色」、樹脂は「塗膜のメイン部分」、添加剤は「塗膜に色々な性能を加える成分。(塗膜に柔軟性を与えたり、乾きやすくしたり、防カビ効果などもあります。)」溶剤は「溶かす成分」となります。

 

次に「塗装」ですが、これは塗料を塗って出来た「膜」をも意味します。つまり、物の表面に「塗料の膜(塗膜)」を作ることを指します。

 

塗装は、塗料を塗って塗膜を作り、これで物の表面の保護をしたり、美観を目的に色を着けたりすることです。

 

塗装はがし剤とは?

 

塗装はがし剤とは、その名の通り「塗って乾燥させた塗料をはがす薬」です。

 

塗料をはがす仕組みとしては、はがしたい塗料の上にはがし剤を塗ると、はがし剤の成分が塗料の中に浸み込んで、乾燥した塗料に化学変化を加え、塗膜と塗ったものの素地の付着力を破壊することによって塗膜をはがします。

 

はがれ方には2種類あり、塗膜が柔らかくなってはがれるタイプと、溶けるようにしてはがれるタイプがあります。

 

塗装はがし剤を使うメリットには、「作業が楽にできること」「きれいにはがすことが出来る点」などがあります。

 

また、副次的には、塗ったものを使用後に別な色に塗り替えるなどして「再利用」することなども挙げられます。

 

使い方と成分は?

 

塗装はがし剤のタイプとしては、使い方での分け方として、はがしたい物を漬け込んで使う「浸潤タイプ」、刷毛で塗って使う「刷毛塗りタイプ」、吹き付けて使う「スプレータイプ」があります。

 

また、成分で分類すると、ジクロロメタンを主成分とした「塩素系」、水酸化ナトリウムなどを含む水溶性の「アルカリ系」、無機酸、有機酸が配合された水溶性の「酸系」がありますが、最近では環境対応型商品として、ジクロロメタンを含まないタイプのものも出ています。

 

用途としては、鉄、木、コンクリートなどの塗料はがしに使用できます。

 

塗装はがし剤の使い分けと注意点

 

塗装はがし剤にはスプレータイプや、液状やジェル状のタイプなど、性質についても色々あります。

 

使い勝手としては、スプレータイプが広範囲の部分に、液状やジェル状は細かい部分に使いやすいので、部分によっては使い分けるのが良いでしょう。また、塗装はがし剤は万能であるとは言い切れません。ラッカー系は落としやすくても。

 

2液混合タイプの塗装などは簡単にははがれないこともあります。そして、塗っているものの素地を知っておくのも大切です。

 

塗装はがし剤は塗料の「樹脂部分」に攻撃を仕掛けるので、素地がプラスチックなどの場合は、はがし剤でダメージを受ける場合もあります。

 

しかし、これらの注意点を覚えた上で上手に使うことが出来れば、非常に有用なアイテムになるはずです。持っていれば百人力にもなるでしょう。

 

 

強力スプレーのおすすめは?

 

塗料はがし剤を選ぶときに注目したいのが「安全性」です。と言うのも、塩素、酸、強アルカリなどの人体に良くない成分を含むものが多いからです。

 

そんな中でオススメはジクロロメタンを含まないタイプが人体にもっとも優しいタイプと言えます。

 

オススメのスプレーとして固有名詞を出すとしたら、カンペハピオの「水性タイプ塗料はがし剤スプレー」が良いです。

 

水性タイプでジクロロメタンが無く、塗布後5〜30分で剥離が出来、用途も「鉄部、木部、コンクリート部などに塗られた塗膜はがし。油性、水性及び合成樹脂系、ラッカー系の塗料やニスの塗膜はがし」と広範だったのが想定した理由です。あとはカンペのネームバリューも選んだ理由です。

 

 

《参考》塗装はがし業者について

 

塗装はがしも大規模になると、さすがに塗装はがし剤を使っていても大変な作業になります。

 

その場合は業者に委託するのも一案です。塗料はがし剤には先にも触れた様に、いくつもの種類があります。業者はその塗料の性質や塗り方に合わせて、はがし剤を選択しながら使うので、効率的かつ短納期の仕事が期待できます。

 

DIYは楽しい仕事ですが、塗装はがしの作業は面倒になるかもしれません。そんなときは、業者の起用も考えても良いでしょう。