壁に何かを取り付ける時、その壁が石こうボードなどであると、どういったネジで着けるかを非常に迷うことだと思います。

 

ホームセンターに行ってボードアンカーなどを見ても、耐荷重が6kgとか7kgとかしか書いていないので、その数字を見ると、どうしても不安感が付いてきます。

 

また、何かを取り付ける上で着け方を調べてみると、「下地に通す様にネジを止める」程度には書いているけど、下地の確認の方法まで書いてなくて困惑してしまいます。

スグレものの下地センサー

ところで、ホームセンターに行ってみると、「下地センサー」と言う機器が販売されています。

 

この下地センサーは、石こうボードの壁面の上から、ボード裏面に走っている柱や胴縁の位置が分かる機器です。

 

壁面裏の下地材の走り方は、プロの大工さんには慣れたものであっても、素人からすると結構な難題でした。

 

確かに壁面を叩いてみると、音が違うことから大体の位置は分かりますが、下地材の中心位置に打ち込むことは至難のワザです。

 

下地材そのものに関しても、それほど太い材料を使っているものばかりでは無いため、素人には尚更難しい話であった訳です。

 

さて、下地センサーですが、使うイメージとしては、下地材の走っている部分に目星をつけて、そこをセンサーで撫でると、センサーが鳴って下地の位置を教えてくれる感じの機器です。

 

壁面を叩くと下地材の探し方では大まかな位置しか出ませんが、下地センサーの場合は非常に正確に探すことが出来ます。

 

下地センサーの使い方

 

下地センサーの使い方は非常に簡単です。ここでは上下に下地材が走っている場合の大まかな使い方を述べます。

 

1)センサー裏面を壁にピッタリと当てます。

 

 

2)壁に当ててからスタートボタンを押し、準備OKのランプが点灯したら、センサーを左から右側にスライドさせます。

 

3)下地材の部分に来ると、ランプとブザー音で教えてくれます。ここでは左から右にセンサーをスライドさせているので、鳴った位置は、下地材の左端です。

 

 

4)下地材の左端を見つけたら、次は右端を探します。センサーを先ほど見つけたあたりの右から左側にスライドさせると、下地材の右端位置で、センサーのランプとブザーが鳴ります。

 

 

5)先ほど見つけた下地材の左端と右端の中心部が、下地材の中心位置になりますので、その部分がネジを打っても良い位置です。

 

 

下地センサーの仕組み

 

下地センサーは走査面に電極が設置してあります。この電極で、壁面の静電容量の変化を電気的に読み込んで、下地材の有無を判定します。

 

静電容量は、密度の違う場合に変化しますので、センサーを左右にスライドさせる時に下地材に差し掛かると、壁面の電気的な状態が違って来るので、このタイミングでブザーが鳴って知らせます。

 

下地センサーのメーカーについて

 

日本での下地センサーの販売は「シンワ」のブランドが有名だと思います。

 

これは、新潟にあるシンワ測定株式会社のブランドです。この会社は、コンベックスやマイクロメーターなどの様々な計測器を扱っていますが、ハイテク系の計測器としてはレーザー機器を扱っています。

 

グループ会社として、アメリカや中国などにも拠点を置いている会社です。

 

設立が1971年で歴史もあり、計測機器メーカーとして知られている背景があるので、信頼のおける会社です。

 

下地センサーを使う上での注意点

 

1)下地センサーには「探知物深度」で仕様が違って来ます。一般に石こうボードの厚さは決まって来ますが、強化石こうボードの様なボードの厚いタイプに関しては、下地センサーを選ぶ必要があります。

 

2)下地センサーには電線を探知できる機能の物もありますが、電線の位置に関しては、あくまで目安ですので、使用の際には注意が必要です。

 

3)湿気が多いと静電気が起きにくくなりますが、石こうボードにも同じことが言え、ボード内部の湿度も違って来ると静電容量も違って来て、正確な位置を測りにくくなる場合があります。

 

下地センサーを使うと上手く出来ることの例

 

下地センサーを使うと、ボード裏側の下地が簡単に分かるので、荷重が掛かる部分に使うことが出来ます。

 

例としては、手すりやタオルハンガー、薄型テレビなどの設置も出来ます。また、本棚などの耐震補強用として、本棚に金具などを介して止めることも可能です。