ウルトラ多用途SUの使い方は? 耐熱や強度は?硬化時間を調査!

接着剤と一言で言ってもその種類は本当に沢山あるので、何を選んでよいのか迷いますよねwww

今回は木・金属・塩ビ・ポリプロピレン・ポリエチレンなどいろいろな素材をもとめて接着してしまう多用途接着の優れもの!コニシから発売されているウルトラ多用途SUについて紹介していきましょう!

具体的な内容に入る前に、接着剤全般としての使う際の注意点を紹介しておきます。

接着面はきれいにする

油分や水分、ほこりなどはあらかじめきれいに拭き取るようにする。

接着剤は均一に薄く塗る

均一に薄く塗ることが基本になります。塗ってからすぐに接着するタイプと待ち時間をおいてから接着するタイプがあります。

耐荷重に注意する

壁に固定するフックや棚などに使う場合は、商品に記されている耐荷重を確認するようにする。

硬化するまで動かさない

数分で硬化するものは手で押さえても問題ありません。しかしそれ以上、硬化時間が長い場合はクランプなどで固定することが必要になります。

以上の内容は接着剤を扱ううえでの全般的にいえることなので参考にして頂ければと思います。

それでは、ウルトラ多用途SUの具体的な内容について説明していきましょう!

ウルトラ多用途SUの使い方は?

ウルトラ多用途SUは基本的には万能タイプなのでどのような素材でも接着できるのですがより接着力を高めるために3種類のタイプに別れています。

⬛ ウルトラ多用途SU(レギュラー)

このウルトラ多用途SUのレギュラータイプが一般的に幅広い素材にオールマイティーに使用できると思います。

画像のようにパッケージの裏側表示を見ても殆どの素材に接着対応したのがこのウルトラ多用途SUのレギュラータイプになります。

しかし接着できないものとしてポリプロピレンやポリエチレンなどの一般的にいうプラスチック製品やフッ素樹脂や貴金属があるので注意が必要です。

私の使用実感としてはコンクリート同士の接着には効果を発揮するように感じています。

このウルトラ多用途SUのレギュラータイプは凸凹面にも強い接着能力を発揮するのでブロックを接着した実験をお見せしましょう!

この2つブロックをウルトラ多用途SUで接着したいと思います^^

ウルトラ多用途SU

ウルトラ多用途SUの場合は片面に接着剤を塗ればOKです。接着剤によっては両面に塗らなければならないものもあります。

ウルトラ多用途SU

ここは結構重要なポイントですが、接着剤を付属のヘラで均一に薄く伸ばすように塗ります。そして時間をおかずに、すぐにはり合わせるようにします。

ウルトラ多用途SU

ブロックの重さだけの荷重で5分程でこのようにガッチリ接着できています。

⬛ ウルトラ多用途SU(ハード)

金属、ガラス、コンクリート、タイル、陶器などの硬い素材同士の接着に向いています。

では実験で、先程のウルトラ多用途SUのレギュラータイプで接着した2つのブロックを塩ビのサドルをウルトラ多用途SUハードで接着してみました!

ウルトラ多用途SUハード

クランプ出来なかったので指で5分程度押さえて固定しました。

ウルトラ多用途SUハード

さすがハードタイプ!レギュラータイプだと5分では接着出来なかったですね。。。

⬛ ウルトラ多用途SU(ソフト)

レギュラータイプとハードタイプはポリプロピレンとポリエチレン、ようするに平たく言うとプラスチック素材は接着できませんでしたがこのウルトラ多用途のソフトタイプはプラスチック素材などの柔らかいものにも接着可能になっています。

ではクリアファイルなどによく使われているポリプロピレンを接着してみたいと思います!

ウルトラ多用途SUソフト

縦方向にロールくせがついてしまっているポリプロピレンに、あえて横方向に接着剤を塗り円筒を作ってみたいと思います。

ウルトラ多用途SUソフト

なるべく均一に塗るようにします。このウルトラ多用途SUのソフトタイプは手や指に付着するとなかなか取れにくいので使い捨ての手袋などを使用して行うことをお勧めします。

ウルトラ多用途SUソフト

接着部を押さえて10分ほどで接着され動かなくなります。実用強度としては3時間後とされています。

ウルトラ多用途SUの耐熱や強度は?

一般的な接着剤の耐熱温度は60度〜80度とされています。耐熱効果用として特殊な接着剤は120度というのもあります。シリコンなどシーリング剤では耐熱温度が150度と商品もあります。

ウルトラ多用途SUの場合は−30度〜80度の温度環境に耐えられるようになっています。