ワトコオイルの塗り方は?ハケを使わずスポンジでリメイク!

今回は、DIYでは一度は使われたこと、耳にされたことのある塗装剤である「ワトコオイル」について、その塗り方や便利な使用方法までをご紹介したいと思います。

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ワトコオイルの塗り方は?

まずは基本的なワトコオイルの塗り方を手順に沿ってご紹介します。

①完成した棚等の木材の表面に付着した誇りや汚れを除去します。

これは塗装一般に言われることですが、塗装しようとする面にこれらが残っている場合には、仕上がりの見た目が良くありませんので注意して下さい。

②サンドペーパー等で塗装面を滑らかにします。この時メーカーさん推奨の粗さは240番以上のサンドペーパーで整えるとしています。

また、作業中に何かのタイミングで対象工作物に深い傷が出来てしまったような場合、100番ぐらいのサンドペーパーで塗装面を整えて下さい。

③塗装しようとするものにたいして全面的にワトコオイルを塗ります。

この時、後ほど書きますが、刷毛でも布でもスポンジでもOKです。

ただし、余り大量に塗ることは、最後の乾拭きの際に面倒になるので避けて下さい。

塗り終わったら、15分~30分程度、念のため小一時間は放置して乾かすようにしましょう。

④端切れ布や不要な布(ウェス)で、塗装表面に残っているワトコオイルをふき取るようにして、1時間程度さらに乾かします。

⑤乾いたら、もう一度上塗りします。この場合注意してほしいのが、1回目で直に塗った時の1/3から1/4程度の薄さで塗る事をお勧めします。

薄くむらなく広げることでより美しい仕上げが楽しめます。

⑥ここで、あまり聞きなれない「ウェット研磨」というワザを使います。

これは、240番から400番程度の耐水性のサンドペーパーで表面がまだ乾かない状態で研磨します。この方法をウェット研磨と言います。

⑦表面に残ったワトコオイルを完全に綺麗にふき取ります。

⑧完全乾燥するまで最低24時間我慢して下さい。この乾燥過程が終了すれば全手順が終了になります。

ここで注意したいのが、ワトコオイルの場合、いくつかの乾燥過程がありますが、十二分に乾燥を行わなければ、仕上がりが非常にまずくなります。時間的に余裕のある時に行うのが一番きれいに仕上がる方法だということですね。

面倒なハケを使わず布やスポンジでリメイクOK!

ワトコオイルは、タイトルにもありますようにハケで塗る方法以外に、布切れ(ウェス)や要らなくなったスポンジでも適度に塗れば問題ない塗料になります。

表面の汚れが気になったマガジンラックや本棚などに塗布する際には、この方法でワトコオイルの塗布も問題ありません。

ただし、その手順は上に示した手順に従って時間的余裕を持って塗ってください。

なぜ時間が必要かと言えば、このワトコオイルは、一般の塗装と違って、塗装剤として塗膜を作らず、ジワジワと対象の木材に浸透させることで塗装する塗料になります。

つまり、塗料として有効に働くのは、木材にこのワトコオイルが浸透し、その後ゆっくりと溶剤が揮発して行きます。

残ったオイル、つまり木材に浸透したオイルが空気中の酸素と結合し固くなる事で木材を保護するという作用を持っています。

こうした作用のおかげで、ワトコオイルが木材の持つ独自の美しさ、木肌のしっとり感を維持でき自然な仕上がりが期待できる製品となっていて、DIYファンにはうれしいと塗装剤になっています。

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ただし、空気に触れて固くなる成分は良いのですが、揮発する溶剤に若干独特の臭気があり人によれば慣れない方もおられます。

また、引火性がありますので、火のある場所では使用しないでください。

また、塗装した面を長期間維持するためのお手入れには、ワトコリフレッシュオイルやワトコメンテナンスムースといったものも取り揃えられているので、長期間しっとりとした木肌を楽しむことが可能となっています。

ワトコオイル未経験のDIYファンの貴方も是非一度試されてみてはいかがでしょうか?